回転軸とそれを受ける軸受けの組み合わせ部品は通常の駆動を伴う機械にはほぼ備わっていますが、軸受けの種類は平軸受け、ころ/玉軸受け、ニードル軸受け等があり、特に大きな機械には一般的に平軸受が使用されます。

この平軸受けの軸と軸受け間スキマの設定は機械の製造メーカー様の重要なノウハウです。 スキマには潤滑油が供給され軸の回転に伴って常時まんべんなく軸/軸受間の潤滑が施されます。スキマは広過ぎず狭過ぎずですが、狭いほど耐荷重は向上します。

但し、狭過ぎると潤滑油の流れに支障をきたし金属同士の直接タッチで焼き付きを起こします。逆に、広過ぎると潤滑油の供給は十分ですが軸受けの耐荷重は低下します。軸受設計の重要なポイントです。

スキマの大きさは機械の種類、荷重条件、軸径、回転数そして潤滑油の粘度等によって異なります。