シリンダーの機能はシリンダー中のピストンの往復動運動によってある圧力を持ったガスを吸込み、それを圧縮して昇圧し後段に送り込みます。クランクシャフトの回転運動をクロスヘッドが往復運動に変換しピストンロッドがその運動をピストンに伝達します。この時圧縮されたガスはシリンダーを貫くピストンロッドとの隙間に沿って外へ逃げようとします。その隙間を塞ぐ働きをするのがロッドパッキンです。ロッドパッキンはシリンダー内ガスがピストンロッドに沿って漏れるのを防ぐ役目をします。
ロッドパッキンの最小単位は最も標準的なタイプが三つのピースの組み合わせを一環としたものです。それを2環を1組、3環を1組として4組から8組ぐらいまでを一式として一つのシリンダーに組み込みます。ピストン運動中、ピストンロッドを抱いたロッドパッキンはピストンの繰り返し運動に従って、相対するロッドパッキンケースに交互に当たりロッド沿いに漏れるガスをシールします。従ってロッドパッキンのシール機能は圧縮機が運転されピストンが繰り返し運動をして始めて発揮されます。
それでは圧縮機の停止中はどうなるのでしょう。勿論何環かのパッキンが組み込まれていますからある程度のシール性はありますが長期間停止しているとガスはパッキン/ケース/ロッドの各隙間からジワッと大気室側に漏れて行きます。停止期間が短ければガスの漏れ量はほとんど問題ないので年間の運転時間が8000時間稼働しているような機械であれば停止中のガス漏れ対策は必要ありません。
比較的長い期間停止する圧縮機の場合、ガス漏れ対策の方法として
①大気圧側のシールパッキン回りに停止中用としてガス漏れを防ぐ部品を追加
する。
②大気室ディスタンスピース内を常時あるいは停止時窒素パージを施行する。
以上のような方法が有りますが、②の窒素パージの方法はこれを採用しているユーザー様は結構いらっしゃいますが窒素パージ分のコストがかかります。①は停止中のガス漏れ対策として特殊構造部品を開発しているメーカー様がいらっしゃいます。”お問い合わせ”にてご連絡頂ければそのメーカ様をご紹介いたします。
ここで最も簡単に停止時でもガス漏れを防ぐ方法が有りますが、この方法は完全ではありません。停止期間の長さによるので(長期間は採用不可です)ユーザー様とご相談の上採用の可否を考えなければなりません。大気圧側パッキンにある型式のものを採用するのですが、ご連絡あればご相談に上がります。
ロッドパッキンの最小単位は最も標準的なタイプが三つのピースの組み合わせを一環としたものです。それを2環を1組、3環を1組として4組から8組ぐらいまでを一式として一つのシリンダーに組み込みます。ピストン運動中、ピストンロッドを抱いたロッドパッキンはピストンの繰り返し運動に従って、相対するロッドパッキンケースに交互に当たりロッド沿いに漏れるガスをシールします。従ってロッドパッキンのシール機能は圧縮機が運転されピストンが繰り返し運動をして始めて発揮されます。
それでは圧縮機の停止中はどうなるのでしょう。勿論何環かのパッキンが組み込まれていますからある程度のシール性はありますが長期間停止しているとガスはパッキン/ケース/ロッドの各隙間からジワッと大気室側に漏れて行きます。停止期間が短ければガスの漏れ量はほとんど問題ないので年間の運転時間が8000時間稼働しているような機械であれば停止中のガス漏れ対策は必要ありません。
比較的長い期間停止する圧縮機の場合、ガス漏れ対策の方法として
①大気圧側のシールパッキン回りに停止中用としてガス漏れを防ぐ部品を追加
する。
②大気室ディスタンスピース内を常時あるいは停止時窒素パージを施行する。
以上のような方法が有りますが、②の窒素パージの方法はこれを採用しているユーザー様は結構いらっしゃいますが窒素パージ分のコストがかかります。①は停止中のガス漏れ対策として特殊構造部品を開発しているメーカー様がいらっしゃいます。”お問い合わせ”にてご連絡頂ければそのメーカ様をご紹介いたします。
ここで最も簡単に停止時でもガス漏れを防ぐ方法が有りますが、この方法は完全ではありません。停止期間の長さによるので(長期間は採用不可です)ユーザー様とご相談の上採用の可否を考えなければなりません。大気圧側パッキンにある型式のものを採用するのですが、ご連絡あればご相談に上がります。